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電子タバコってそもそも何?電子タバコの種類や安全性について

電子タバコとは

電子タバコとは、乾燥した葉やリキッドを電熱線を使用して発熱させ霧状にする装置の事を言います。たばこ葉を燃やして煙を吸引する紙タバコに対し、電子タバコは熱を利用して液体を気化させ細かくした粒子を吸引する造りになっています。つまり電子タバコはタバコと仕組みや原理が全く異なった嗜好品なのです。電子タバコの禁煙効果としては、ニコチン入りの電子タバコとそうでないもので効果は分かれますが、どちらも行動依存によるタバコ依存には効果が期待できると言えます。

まず電子タバコの定義についてですが、基本的にバッテリーユニット・アトマイザー・ドリップチップの3構造の造りになっています。電子タバコで吸引する仕組みとしてはボタンを押す事によりバッテリーから電流が発生し、その電流によりアトマイザーのコイルが過熱されます。コイルの中央部分にはウィックと呼ばれるコットン状のパーツが入っており、ウィックがアトマイザー内のリキッドを吸い上げコイルで加熱され気化した蒸気が口へと運ばれる仕組みです。電子タバコはアトマイザーが一体化したものや取り外せるもの、タバコ型のものや箱型など造りは様々ですが基本的な構造は同じだと言えます。

次に紙タバコとの違いについてですが、この2つは仕組みが全く異なった商品です。紙タバコはタバコ葉を燃やした煙を吸引する為、吸引時にはタバコ葉に火をつけてフィルターを通して体内へ煙を直接送り込みます。電子タバコは火を使わずに熱を用いて液体や葉を気化させ微粒子を吸うので、煙とは異なり蒸気に近いものを体に送り込む事になります。また紙タバコとは含まれる成分も異なるのです。紙タバコにはニコチンやタールその他の有害物質が多く含まれています。一方の電子タバコは、ニコチン入りの電子タバコは存在しているものの、タールなど紙タバコに含まれる有害物質に関しては含まれていません。そしてタバコ葉を燃やす紙タバコは葉を燃やす先端部分からも煙が出るので受動喫煙の心配がありますが、先端部分から煙が出ない電子タバコは副流煙が発生する事はなく、これも大きな違いと言えます。

最後に禁煙効果に関してですが、まずタバコがやめられない原因は主に2つに分けられています。一つはニコチンを摂取する事によるニコチン依存、もう一つは行動・習慣・心理に対する依存です。ニコチン依存に関してはニコチンを含まない電子タバコでは効果がそれほど期待できませんが、行動や習慣に対する依存に対してはタバコの代用品として電子タバコを使う事により解消が期待できます。行動依存の例としては、食後や休憩時間など決まった時間にタバコを吸いたい衝動に駆られてしまう事が挙げられます。これが習慣になってしまうと、癖が抜けずタバコを吸い続けてしまう場合が多いと言います。電子タバコはタバコを吸った感覚になれる為、習慣は電子タバコで代用しつつタバコを止めていくという事が可能になるのです。

電子タバコの種類

電子タバコは形状も様々ですが人気商品の中でフレンバーやeRollという商品があります。フレンバーはリキッドを国産で製造するなど安全性に力を入れた電子タバコで、eRollは小型で持ち運びがしやすくそれでいて蒸気量も多く人気を集めている商品です。

そして電子タバコとは分けて分類されている、火を使わないタバコとして加熱式タバコというものが販売されています。代表的な加熱式タバコとしてはiQOSやPloomTECHが挙げられます。

フレンバー

まずは電子タバコのフレンバーですが、これはリキッドを国産で製造しておりリキッドの安全性・品質が最高レベルと言われている製品です。更に色もカラフルで、女性にも人気が高い電子タバコだと言えます。

eRoll

eRollはロングセラーとなっている電子タバコで、特徴は本物のタバコよりも少し大きい程度の小ささと蒸気の量にあります。電子タバコは大きいものも多く、小型のものではアトマイザーがバッテリーと一体化していて交換がきかないものも多いです。しかしeRollは小型ながらもアトマイザー部分が外せる仕組みになっており、掃除や交換もしやすくなっています。更に本体を箱型のケースに収納して充電できる仕組みで、見た目のスタイリッシュさも人気の秘訣となっているのです。蒸気量に関してはタバコを吸っているときと変わらない量が保たれており、爆煙系の電子タバコを好む人に愛されています。

iQOSとPloomTECH

次に電子タバコとは分類されている加熱式タバコのiQOSとPloomTECHについてですが、加熱式タバコは実際にタバコ葉を使用し、それを専用の機械で加熱して発生させた蒸気を吸う仕組みのものです。

まずiQOSはタバコ葉を使用したタバコ状のヒートスティックを、専用の筒に入れ加熱させて発生した蒸気を吸い込む仕組みになっています。火を使わない為、煙も少なく副流煙も発生しない次世代のタバコとして人気を集めているのです。電子タバコと違い実際のタバコ葉を使用しているので、ニコチンを含んでおりタバコ税もかかります。

次にPloomTECHですが、こちらはタバコ葉を使用した専用のカプセルとカートリッジを機械に差し込んで加熱させ蒸気を吸い込む仕組みです。iQOSよりもスリムなペンシル型で、値段もiQOSより安く設定されているので人気が出ている商品になります。

電子タバコって安全?

iQOSの安全性について紙タバコよりも多い発がん性物質が含まれているという記事が掲載された事で、iQOSの安全性を疑う人が急増していると話題になっていました。しかし元の記事を見てみると、普通のタバコと比べると毒素については9割少なくなっているとも掲載されており、総じて安全性が低いとは言い難いというのが現状です。電子タバコの安全性に関してはニコチンが含まれていない安全性が高いリキッドも多く販売されており、使い方さえ間違えなければ安全性は高いと言えます。

iQOSの安全性

まずはiQOSの安全性について、イギリスのタフロイド誌には「がんに結びつく化学物質が高濃度で検出された」と書かれていますが、「全体の毒素に関しては、通常のタバコより9割り毒素が少ない」とも書かれています。またiQOSを発売しているフィリップモリス社は公式で細かい理由も述べた上で「この実験の測定は間違っている」と主張しており、発がん性物質が本当に紙タバコより多いのかどうかはっきり立証されたとは言えません。現時点ではまだ憶測の域を出ていない部分も含まれている為、今後の実験結果に注目が集まっているのです。

電子タバコの安全性

電子タバコの安全性に関しては、紙タバコよりも多い有害物質が検出されたという記事もありますが、それはあくまで5ボルト以上の電圧で使用した時の事を述べています。電子タバコを安全に使用する為には、電圧を上げ過ぎない事と正しい使い方をする事が大切なのです。電子タバコのリキッドには紙タバコのようにタールが含まれておらず、日本ではニコチン入りのリキッド販売が禁止されている事から紙タバコに含まれている有害物質は少ないと言えます。ただ海外製品のリキッドにはニコチン入りも販売されており、原材料に記載されていなくてもニコチンが含まれてしまっている場合があります。その為、製造工程をしっかりと確認できる会社のリキッドを使用したほうがより安全性が高いと言えます。


by frienbr | 2017-06-19 03:50 | フレンバー


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